□男性の経営者(既婚者)が会社設立する場合に決めておいた方が良いこと。

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□男性の経営者(既婚者)が会社設立する場合に決めておいた方が良いこと。

第1位 会社のお財布事情を配偶者に相談するかどうか。

 男性の経営者の場合に、妻に会社のお財布事情を相談するかは、絶対に考えてほしいところです。経営成績が良いときは、妻は将来のことを考えて貯蓄したいといい、将来投資できなくなる場合があり、本人が納得できないと、徐々に溝ができてきてしまうこともあります。
 また、経営成績が悪い場合には、妻は不安の気持ちを男性の経営者にぶつけてくることも多々あります。この場合に、男性の経営者は頑張っているのに、どうして家に帰ってきてまで、そんなことを言われないといけないのかという気持ちになることもあります。
 配偶者の方に経理をお願いする場合には、お互いの距離感が大切になります。お互いに尊重し合える関係が継続できるのであれば、会社のお財布事情を配偶者に教えてもよいでしょう。ただ、無意味に不安な思いをさせてしまう場合もあるので、経営成績が悪い場合には、どのようにお互い向き合うこととするのか、よく話し合い、事前に紙にまとめ、お互いのルール作りをするのもよいと思います。

第2位 外食の頻度(交際費)

 サラリーマンの時は、あまりお付き合いがなかった場合に、妻が不信感を抱くということが多々あります。
 起業する前に、最低限のルール作りが大切です。例えば、日曜日は必ず家族でご飯を食べるなどといったルール作りです。
 外食の頻度が増えると、妻としては、どうして貴方だけが美味しいものが食べられるのといった不満が高まる場合があり、逆に、男性の経営者は仕事で気を遣いながら食事をしているのに、帰ってきてまで妻に気を遣わないとならないとは、といった不満が蓄積するケースがあります。
 このため、起業した場合にはどのような生活スタイルになる可能性があるのか、時間をかけて、夫婦で話し合うことが大切です。

第3位 子供の教育費問題

 子供の教育に関しては、男性の経営者と妻と考え方が違う場合には大きな溝になることがあります。また、教育費を捻出することが大変な場合には、衝突が発生することが多々あります。
 男性の経営者としては、子供の教育費のために、どうしてここまで苦労しないとならないのかという不満があるケースがあります。逆に、妻は子供のために、しっかり稼いでもらわないと困ると考えることがあります。
 子供を私学に通わせる場合には、どの時期から私学に通う可能性があり、どのくらいの教育資金が必要なのか、話し合いましょう。
 また、お稽古事が多いご家庭・塾に通わせたいご家庭については、子供にどの程度の教育費が毎月生ずるのか、話し合いましょう。
 そのうえで、どの時点で、どの程度の会社規模にしなければならないのか、検討してから起業をしましょう。

【注意】
このランキングはあくまで私見です。

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