アフターコロナを意識した経営が行われるようになり、報道では大手企業の経営についてふれられることが多いように思います。
中小零細企業の今度は、どのように変遷するのか考えてみましょう。
ネット活用ということが多く歌われていますが、ネットを活用するのは簡単ではありません。
ネットを活用することが難しい主な3つのポイントをあげていきたいと思います。
1.多くの事業主がネットに参入した場合に信用取引が難しくなる。
多くの事業主がネットに参入した場合に、個人事業主が住所を明かさずに取引をしたりすることが考えられます。
不良品を返品したいけど、相手と連絡が取れなくなってしまったりする可能性があるのです。
誰と取引しているのか分からないという側面が強く出ると、大手とは取引はするが、小さい会社とは取引したくないという一般消費者が増えることになりかねません。
2.地理的な弊害がなくなるため、競合他社が多くなる。
地理的な弊害がなくなるため、今まで競合しなかった会社と勝負しないとならなくなります。
より独創的な商品・サービスがもとめられることとなります。他方で、飽きられやすいこともあげられます。
また、発送費の問題があり、単価がある程度ないと一般消費者の住まいの近くの競合他社と比較した場合に、一般消費者の負担額が大きくなり不利になります。
3.代金の支払いの問題が生ずる。
代金の支払いについて、クレジットカードなどを取り入れた場合に、利用手数料を含めて原価として考えないとなりません。
長く愛される商品を経営資源として確保したい中小零細企業(小さい会社)ですが、ネットでは目立たないと埋もれてしまうので、相反する部分もあります。
また、信用力がないと一般消費者としては取引したら危ないかもと思い、敬遠するかもしれません。
「実店舗がないならやめよう」と思われるかもしれないため、結局、実店舗が必要となるケースもありなかなか難しい問題があります。