居酒屋・飲食店・Barなどの創業
居酒屋・飲食店・Barなどの創業を行う場合には、他の業種と異なる点は、実際の自営業経験がない状況で、永続的価格を表示しなければならないことが特徴的です。
例えば、ラーメン1杯500円を歌った場合に、容易には800円に値上げすることは難しく、値上げした場合には、お客様にどのように理解して頂くかが問題となります。
居酒屋についてはメニューの改編があまり目立たないため、他の商品に切り替えるなどして、商品の価格を正常値に戻すことはできるかもしれません。
洋食店・ラーメン屋などは、固定的なメニューを設け、リピーターを獲得することが考えられ、同じ(あるいは類似の)商品を創業時より高い価格で表示するには、相当の努力がもとめられることとなります。
このため、居酒屋・飲食店・Barなどは、開業前がとても大切だと考えられます。
現在予定している創業計画
現在予定している予算などを入力してください。
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いかがでしたでしょうか?
順を追って説明いたします。
〇希望客単価 一人あたり 【 】円
〇内装設備などの初期投資額 【 】円
〇初期投資額の回収期間 【 】ヶ月
※年数でないので注意してください。
固定費(1ヶ月あたりの経費)
〇賃料 【 】円
〇広告費 【 】円
〇人件費 【 】円
〇消耗品 【 】円
〇水道光熱費【 】円
〇その他経費【 】円
〇委託費 【 】円
1ヶ月あたりの生活費など
〇ご自身の生活費 【 】円
〇希望の報酬 【 】円
【初期投資額】
初期投資額には、内装工事などの金額が含まれます。
1.内装工事の金額
内装工事の金額については、必ず見積もりをとり、ご自身の予定している内装の場合には、どのくらいの資金が必要か検討しましょう。
2.内装工事に付随するもの
内装工事の見積もりを行ったあとに、排水設備の修繕が必要であるか、換気口は修繕する必要があるか、看板などの建物に付属するものは何が必要か検討し、それらの総額がいくか見積もりをとり、どのくらいの資金が必要か検討しましょう。
3.居抜き物件の場合
居抜き物件の場合であっても、内装工事と内装工事に付随するものがいくらかは検討する必要があります。かえって、居抜き物件であったために資金が必要となったケースもありますので、慎重に判断しましょう。
4.食器などの初期投資額
食器などの初期投資額は、客単価に比例して大きくなる傾向があるように思われますが、どの程度の資金が必要か検討しましょう。
5.厨房機器・冷蔵庫などの飲食店設備
飲食店設備については、比較的金額が大きくなる傾向がありますので、最初に欲しい飲食店設備を列挙して、そのあとに、「現在必要な設備」「あると便利な設備」「なくても問題ない設備」とに区分して、設備投資する順序を明確にし、創業時に購入するものを明確にしましょう。
6.店舗の敷金・礼金・保証金など
店舗の敷金・礼金・保証金については、返還義務があるものも含まれますが、すべてを初期投資額に含めることで、保守的な数値が算出されると思われます。
7.広告宣伝費
オープニングセレモニーなどを実施する場合に費用が生ずる場合には、初期投資額に含めておきましょう。
【回収期間】
回収期間は、初期投資額を回収したい期間を意味します。
少なくとも、初期投資した飲食店設備が故障したりして、再び投資しなければならなくなる時期の前には初期投資額を回収することがもとめられると考えられます。
回収期間がイメージしにくい場合には、創業融資などの返済期間を利用して算定することも考えられます。
【注意事項】
診断結果については簡便的な方法で算出したもので、目安を表示しており、詳細な数値ではありません。当該結果については一切の責任を負いかねますので、ご注意ください。
【原価率】
原価率の算定については注意が必要です。
1.材料費などの直接的に発生する原価
直接的に発生する材料費などが含まれます。
2.売上高に比例する賃料
売上高に比例する賃料がある場合には、当該賃料の比例部分は原価に含めてください。
デベロッパーとの契約を行った場合に発生する場合があります。
3.売上高に比例するシステム利用料など
宅配などのシステム利用料のうち、売上高に比例するコストがある場合には、原価に含めて考えてください。
ペーパレス決済を行う場合に発生する場合があります。
ネットストアなどで販売する場合に発生する場合があります。
余談ですが、財務会計においては、システム利用料は販売費及び一般管理費として処理されることが通常です。今回の診断結果については、管理会計の領域となるため、必ずしも財務会計と同様に行うことはもとめられないため、よりわかりやすく売上高に比例するものを販売原価として取り扱うこととしました。