やってはいけないコロナ禍経営とは・・・
本業とはあまりにかけ離れた事業を行う。
経営資源のバランスが悪く、無視してヒトを採用したり、新たな事業形態を行う。
守るものと諦めるものを決断する。
コロナ禍での経営の3つのポイント
1)本業を大切にする
本業を大切にすることが一番です。
コロナ関連の融資を利用して耐え忍ぶ決意をしましょう。
また、事業を多角化する場合に、経営戦略の重要なカギになる部分を外部に委託することは慎重に行いましょう。
他力本願にならないように、慎重な判断が大切です。
自分が辛いときは、相手も辛いときです。
2)事業展開は既存の経営資源から見直す。
まずは既存の経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を基盤にすることが大切です。
新たな経営資源を取得する場合には、運転資金などを十分に考慮して意思決定することが大切です。
今まで有能な人材(ヒト)を採用することが難しかったが、コロナ禍においてヒトを採用できたという話しも聞きます。
そのような場合でも経営資源のバランスを十分に検討してから意思決定するようにしましょう。
3)守るものと諦めるものを明確にする。
専門性の高い産業においては、人的資源は一度手放してしまうと、再び同じような専門性の高い人材を採用・育成するのに時間がかかります。
人的資源については、どの程度、守っていかなければならないのか、経営上、判断しなければなりません。
また、解雇・雇い止めなどを行うと、会社のイメージにも悪い影響が出る場合もあります。
正社員の雇用を守り、アルバイトは極力労働時間を減らすというのも、守るものと諦めるものを決断したといえます。
コロナ禍前に低収益の店舗であった場合には、高収益の店舗を残し、低収益の店舗を手放すというのも、守るものと諦めるものを決断したといえます。
全てを守ることが難しい場合には、部分的な犠牲を強いることもあり、覚悟が必要です。