最近、「闇〇〇」例えば、闇営業といった言葉などが発信されています。
「闇」というと、悪いことというイメージを持たれる方が多いように感じます。
しかし、「闇」=「違法」ということなのかというと、そうでないこともあります。
そこで、「闇」という言葉の注意点を主に3つあげたいと思います。
1.発信元に注意しましょう。
たとえば、A商事がBさんを雇用し、Bさんが会社に秘密で内職をしていたとします。
A商事はそのことを快く思わず、闇バイトだというようなケースがあります
この場合A商事が単純に社員を威嚇するために使われている言葉であるといえます。
本来、両者の話し合いで解決する問題を、どうして外部に情報として流すのか考えてみましょう。
2.間接的な規制をかけたい場合か確認しましょう。
同業者であるAとBがおり、Aを退職した従業員がBに就職し、従業員が闇労働とかブラック企業といって、SNSにあげた場合などが考えられます。
このような場合には、Bが関与していた場合に、間接的にBの雇用を難しくしようとしているケースが考えられます。
もっとも、法律違反をしていることは問題なので、従業員が判断し、不満があるのであれば、所轄の行政機関に相談すべき事柄です。
にもかかわらず、あえて外部の人を巻き込む形としていることには、どのような意図があるか、情報の受け手は考えなくてはならないのです。
3.「闇」という言葉のイメージを利用していないか、確認する。
あえて「闇」という言葉を使い、不法とか違法とか、直接的な言葉を避けている理由を考えましょう。
情報元とその闇の情報に関わる人との間に利害関係がないか、しっかり確認してから批判などを行うように努めましょう。