税務会計研究32号、223-230頁、第一法規

 新型コロナウイルス感染症の影響により、従前より多くの法人が繰越欠損金を計上することが考えられ、欠損金の繰越しの期間について検討することとした。また、繰越欠損金の期間が長くなるとすれば、租税実務において書面添付制度を活用するか判断をもとめられることなる 。

 本研究においては、資本不課税の原則から欠損金の繰越しの期間については、無制限とすることが妥当であると結論づけた。