税務QA通巻223号4-40頁、税務研究会

書面添付制度の活用とその効果について、租税実務の見地からまとめたものである。

また、各税目ごとにおいて、具体的にどのように記載すべきか具体例をあげて説明を行った。

書面添付制度は、税理士の監査制度に代わって創設されたものである。

このため、税理士に係る会計監査が書面添付制度にあたり、会計監査論の研究領域としてあげられるものといえる。

近年、租税法の領域において要件事実論を取り上げられるに至り、当該手法を用いることで書面添付制度を効率的に行うことが期待される。

このことから、本稿においては、税理士の会計監査としての書面添付制度に着眼しまとめたものであるといえる。