問 疑いを招く証憑書類はどのようなものがありますか?
答え
1.証憑書類の内容が不明確な場合があります。
①領収書などの控えに、日付、相手方、内容などが明確に記載されていない場合
②請求書などの控えに、欠落があったり、書き損じ分が保存されていないもの
③飲食店業などの場合で、注文伝票に欠落があったり、書き損じが保存されていないもの
④保存している領収書に、日付、相手方、内容などのうち明確に記載されていない事項があるため、私的な費用であるかどうか確認できないものや、適正な勘定科目の帰属が判定できないもの
⑤請求書や見積書の内容が明確に記載されておらず、売上との対応関係が確認できず、適当な勘定科目の帰属が判定できないもの
2.帳簿書類の不整備があります。
①計算違いや転記違いが多数ある場合
②メモ書きのようであったり、粗雑で判読できないもの
③残高証明書などの証憑書類と帳簿書類が一致していない場合
④補助簿と総勘定元帳間で内容や残高が一致しないもの
⑤決算書と総勘定元帳が一致しないもの
令和6年3月末日