問 従業員に対する現物給与の税務調査で確認すべき点はありますか。

答え

①食事代・・・使用者の負担額が月額3,500円以下となっているか。

②社宅家賃等・・・賃料相当額(月額)の50%相当額を従業員から徴収しているか。

③制服等の支給・・・金銭で支給していないか。

④通勤手当・・・交通機関・有料道路利用者で1ヶ月15万円を超えている場合には、源泉徴収しているか。交通用具乗用車で、通勤距離が片道2km未満の者が含まれていないか。

⑤創業記念品等・・・記念品等は社会通念上記念品としてふさわしいもので、かつ、その処分見込価額が1万円以下のものか。

⑥商品製品等・・・商品製品を無償で提供していないか。

⑦貸付金利子・・・一般の貸付利子は、年間5,000円までは非課税となり、それを超える場合には、適正な利息を徴収しているか。

⑧レクレーション費用・・・レクレーションに参加しなかった者に金銭を支給していないか。

⑨学資金・・・通学している利用人や子弟のある使用人に対し、使用者が各資金を支給する場合は原則源泉徴収する必要があるが、通常の給与に加算して給付されるものについては、非課税となることを確認しているか。

⑩税金・・・使用人が納付すべき所得税その他の税金を使用者が負担していないか。

⑪表彰金・・・表彰金等の源泉所得の有無を検討しているか。

⑫宿日直料・・・日直料・宿直料で、宿直勤務で1回につき4,000円を超えて支給していないか。

令和6年3月末日